事業承継で日本の未来へカケハシを

事業承継

事業承継資金に使える融資制度はある?銀行の種類や注意点を解説

事業承継は、企業が次世代へと持続するための重要なステップです。しかし、このステップは費用的な負担が大きいことも事実です。そこで、後継者たちが多額の費用に直面したときの支えとなるのが「事業承継ローン」という制度です。

事業承継資金に使える融資!事業承継ローンとは?

事業承継ローンとは、事業の継承をスムーズに進めるために必要な資金を融資するものです。日本国内の多くの金融機関が提供しているものの、その具体的な名称は金融機関によって異なります。一般的には「事業承継応援ローン」や「事業承継サポートローン」「事業承継支援ローン」といった名称で呼ばれています。

なぜ事業承継ローンが必要なのか?

事業を継承する際、多くの費用が発生します。以下にその主な費用を挙げます。

親族内で承継する際にかかる贈与や、相続のに関わる税金
第三者や従業員に引き継ぐ場合にかかる事業用資産や株式の買取り資金
その他の税金各種(登録免許税、不動産取得税、法人税など)

また、先代経営者が会社の借金の連帯保証人である場合、それも新たな負担として後継者に残されます。これらの費用をまとめて考えると、決して少ない金額ではありません。

これらの費用負担を一時的に軽減するために事業承継ローンの利用はおすすめです。

事業承継ローンは資金繰りにも活用できる

さらに、事業承継後は、事業をさらに伸ばすために様々な投資も検討されます。そこで、事業の資金繰りを支えるためにも、事業承継ローンが活用されています。

このローンのメリットは、他の一般的な融資と比較して、利息や返済期間などの条件が優遇される点にあります。ただし、金融機関や市況によって条件は変動するため、詳細は各機関に問い合わせることが必要です。

事業承継時の税制上の優遇措置や節税方法に関しても多くの情報が提供されています。適切な情報とアドバイスを受けながら、事業承継の準備を進めることがおすすめです。

事業承継時に融資を活用することで得られるメリット

事業の成長と持続性の確保のため、多くの企業が事業承継のプロセスに直面します。そんな重要な局面で、事業承継ローンの活用は大きな支援となるでしょう。ここでは、事業承継ローンの活用によるメリットに焦点を当てて説明します。

手元資金が無くても、事業承継を進めることができる

資金面での制約は、事業承継の大きなハードルとなり得ます。特に中小企業やファミリービジネスでは、必要な資金を準備することが難しい場合が少なくありません。事業承継ローンの利用は、手元資金が不足していても、事業の継承をスムーズに進めるための手段となります。この手段により、次の世代や新たな経営者への円滑な移行が可能となり、事業の持続性が確保されます。

一括で支払わず、分割で支払うことができる

通常、事業承継をする際には、売り手様に一括して資金を支払うケースがほとんどです。しかし、事業承継ローンを活用することで、一括の大きな出費を避け、定期的な返済によって資金の圧迫を緩和することが可能です。

設備投資の資金も一緒に調達できる場合も

事業承継と並行して、新しい設備の導入や技術の更新が必要とされる場合があります。事業承継ローンは、これらの設備投資の資金調達をサポートする手段としても活用できます。これにより、承継後の事業展開や生産性向上への取り組みをより強固なものにすることが期待されます。

新規事業に向けた資金調達ができる場合も

事業承継のプロセスは、新しい事業方針や戦略を策定する絶好の機会です。事業承継ローンを活用して新規事業の展開や、新たなマーケットへの参入のための資金調達も視野に入れることができます。これにより、企業の成長と持続的な成功を追求する強力なサポートが得られるでしょう。

事業承継は決して容易なプロセスではありませんが、適切な資金調達手段を活用することで、多くの障壁を乗り越えることができます。事業承継ローンのメリットを理解し、その活用によって次世代へのスムーズな移行を実現しましょう。

事業承継ローンを利用する際の注意点やデメリット

事業承継を行う際に、資金調達の一つの方法として事業承継ローンが考えられます。しかし、このローンを利用する際にはいくつかのデメリットがあり、事前にそのリスクをしっかりと理解しておくことが重要です。ここでは、事業承継ローンの主要なデメリットをいくつか取り上げ、詳しく解説します。

個人保証しなければならない場合も

事業承継ローンを利用する場合、経営者や後継者が個人保証を求められるケースが少なくありません。融資を受けるのは企業であっても、金融機関はリスクを低減するために、返済能力の確保を目的として個人保証を要求することがあります。その結果、経営者や家族が数億円単位の負債に対して責任を持つことになり、返済のために私的な資産を売却することも考えられます。このようなリスクを軽減するため、金融機関との交渉や信用保証協会の特別保証制度を利用するなどの方法が考えられます。

融資を受ける際に費用が発生する

事業承継ローンを受ける際、返済本体に加えて利息や保証料などの追加費用が発生します。融資の際には利息がかかるため、返済額や返済期間が長いほどその負担は増える可能性があります。さらに、信用保証協会などの信用保証制度を利用する場合、その保証料もかかります。これらの費用をしっかりと理解し、返済計画をきちんと立てることで、無理なく返済していくことが求められます。

審査期間があるため、融資獲得までに時間がかかる

事業承継ローンを申し込む際、融資の審査に時間がかかることが一般的です。通常の流れとしては、まず融資の相談、次に金融機関が求める書類の提出、そして最終的な審査となります。この一連の流れには最短でも1か月、場合によっては2か月以上かかることもあります。事業承継の際の支払いや取引の期限を考慮し、余裕を持ったスケジューリングを心がけることが重要です。早い段階での金融機関との相談をおすすめします。

事業承継ローンは提供する金融機関(銀行)によって主に2種類にわけられる

事業承継は多くの中小企業や個人事業主にとって重要なテーマです。事業をスムーズに引き継ぐためには資金が必要となる場面も多いため、事業承継ローンが注目されています。事業承継ローンには大きく2つの種類があります。それぞれの特徴と利用方法を紹介します。

政府系の事業承継ローン

日本政策金融公庫が提供する「事業承継・集約・活性化支援資金」は、政府がバックアップする公的な金融機関からのローンです。このローンは、地域の経済活性化や中小企業のサポートを目的としており、比較的低い利率での融資が可能となっています。

具体的には、国民生活事業と中小企業事業の2つのカテゴリに分かれています。融資を受けるための条件や利率は公庫の公式サイトなどで確認できますが、一般的には他の金融機関よりも有利な条件で資金を借り入れることができます。

以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧下さい。

一般金融機関の事業承継ローン

一般の銀行や信用金庫などの民間金融機関も、事業承継をサポートするためのローンを提供しています。各金融機関ごとに独自の名称や制度が設けられているため、詳しい条件は直接確認する必要があります。

多くの金融機関が、担保や保証人の不要な制度や長期の融資期間を設けているのが特徴です。しかし、利率や融資上限、条件などは金融機関ごとに異なるため、事業の規模やニーズに応じて最適な金融機関を選ぶことが重要です。

事業承継ローンを利用する際には、自社の事業承継計画や資金調達のニーズに応じて、適切な金融機関や融資制度を選ぶことが肝心です。事前の情報収集や計画をしっかりと行い、スムーズな事業承継を実現しましょう。

事業承継ローンの利用手順

事業承継の際には多くの資金が必要となりますが、事業承継ローンを活用することでスムーズに進めることが可能です。以下は、事業承継ローンを利用するための基本的な手順をまとめたものです。

金融機関への相談

最寄りの日本政策金融公庫や他の金融機関の窓口で相談します。
直近3期分の決算書や会社案内、事業承継の詳細計画など、具体的な情報を持参すると効果的なアドバイスを受けられます。

必要書類の準備

申請に必要な書類は、法人の登記事項証明書、納税証明書、直近の決算書や税務申告書などが基本となります。
設備投資の場合は、見積書や詳細計画書などの資料も求められることがあります。
申請の手続き

準備した書類を添えて、適切な窓口でローンの申請を行います。オンラインや電話での申請は、多くの場合受け付けていないので注意が必要です。

融資の審査

申請後、金融機関による審査が開始されます。この過程では、事業の現地視察や追加のヒアリングが行われることがあります。
申込者自身がしっかりと事業内容や計画を説明できるよう、対応を心掛けましょう。

契約と融資

融資が決定したら、具体的な貸付条件や契約内容についての打ち合わせが行われます。この後、指定された銀行口座に融資金が振り込まれます。

返済開始

借入れた金額は、指定の方法で返済していく必要があります。返済方法や期間などは、申込み時にしっかりと相談しておくとスムーズに返済できます。
事業承継ローンの利用は、適切な計画と手続きが求められます。上記の手順を参考に、円滑な事業承継を実現しましょう。

まとめ

事業承継の資金は多くの方、会社様にとって課題です。その際の資金調達として、事業承継ローンは非常に有効な手段となります。多くのメリットを持つ一方で、注意深く利用する必要もあります。事前の情報収集や専門家との相談を行い、最適な資金調達を目指しましょう。

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